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スタッフコラム

2025.07.14

「100Vと200V、クーラーの差って何?住んでから後悔しないための“電気”の話」

こんにちは!カウイエ札幌麻生店の土屋です!

 

今年の夏も猛暑日が続いていますね。

 

 

暑い夏を乗り切る為に、エアコンはもう生活に欠かせない存在になっておりますが、

エアコンには「100V」と「200V」があるのをご存じですか?

 

実はこれ、夏の冷房性能だけでなく、冬の暖房効率にも大きな違いがあるんです。

今回は、「100Vと200Vのエアコンの違い」を、冷暖房両方の視点からわかりやすく解説します!

電圧の違い=パワーと効率の違い

 

日本の家庭用電源は主に以下の2種類:

・100V:一般的な家電製品用。標準コンセントで使用可能

・200V:パワーが必要な家電用(エアコン、IHクッキングヒーター、乾燥機など)

 

エアコンも、機種によってどちらの電圧かが決まっています。

冷暖房能力・効率・設置費用など、選び方に関わる重要なポイントです。

 

【比較表】100Vと200Vエアコンの冷暖房性能・特徴

比較項目

100Vエアコン

 200Vエアコン

対応部屋の広さ

小〜中(6〜12畳)

 中〜大(14畳〜)

冷房

標準的。効くまでにやや時間

がかかることも

 立ち上がりが早く、広い空間でもよく      

 冷える

暖房

寒冷地ではややパワー不足を

感じることも

 吹き抜け・高天井でもしっかり

 暖まる。寒冷地向き

消費電力

少なめ(初期電気代安め)

 高めだが効率が良く、稼働時間

 短く済む傾向

電源工事

不要なことが多い

 専用配線・電気工事が必要な場合あり

設置コスト

低め

 工事費込みでやや高め

 (ただし長期的には安くなることも)

 

冬も快適!200Vエアコンの暖房力が頼もしい理由

冬のエアコン使用でありがちなのが、

・「なかなか部屋が暖まらない」

・「暖まったと思ったらすぐ寒くなる」

・「電気代が跳ね上がる!」

 

これ、エアコンの電圧(=パワー不足)が原因になっていることも。

200Vエアコンは、コンプレッサーが強力で暖房立ち上がりが非常に早く、室温キープも安定しています。


特に吹き抜けのあるリビングや、断熱リフォームと合わせて導入する方にはぴったりです。

リノベーションのタイミングこそ、電圧を見直すチャンス!

 

電圧の変更には、分電盤からの配線やコンセントの交換が必要ですが、リノベーション中なら施工もスムーズ。


まとめて工事すれば、コストも手間も最小限に抑えられます。

 

結局どっちがいい?

▶ 100Vがおすすめなケース

・6〜10畳程度の寝室・個室に設置したい

・築古物件で工事を最小限にしたい

・費用をなるべく抑えたいとき

▶ 200Vがおすすめなケース

・14畳以上のLDKや吹き抜け空間

・暖房効率を重視したい(寒冷地含む)

・長時間使っても電気代を抑えたい

・フルリノベーションや新築時に合わせて設計したい

 

最後に「電圧の違い」を知るだけで、住まいの快適さが変わる!

 

エアコン選びにおいて、「冷える」「暖まる」だけで判断するのはもったいない!


電圧の違い=エアコンの“基礎体力”の違いです。

 

リノベーションのタイミングなら、今後の快適性・光熱費・暮らしやすさを見据えて最適な選択ができます。


ぜひぜひ私たちにご相談ください。

 

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