こんにちは!暑い日が続いていますね🔥先日昼頃、お家を出たら外の温度計が37度でした…💦
熱中症や脱水に皆様お気をつけください!
本日は物件資料で見かけることのあるスキップ式エレベーターについてご紹介します。
マンションに住んでいると、日々何気なく使っているエレベーター。
そんな日常の中で、近年じわじわと注目を集めているのが「スキップ式エレベーター」です。
これはその名の通り、すべての階に停まらず、特定の階のみ停車する方式。
たとえば「1・3・5・7階だけに停まる」「偶数階だけ停まる」といった形式です。
戸建て住宅ではまず見かけませんが、中高層マンションや都市型の集合住宅などでは、
限られたスペースを有効活用するための手段として採用されることが増えています。
スキップ式エレベーターは単なる「省略」ではなく、合理的な設計意図に基づいた仕組みです。
例えば「1フロアに2階分の住戸を配置し、共用の廊下が1つだけ」という構造にすることで、
建物の延べ床面積を圧縮し、建築コストを削減できます。
また、居住者のプライバシーやセキュリティを高める効果もあるため、
デザイン性と防犯性を両立させたい物件には特に向いています。
ただし、利点ばかりではありません。実際の住み心地や利便性に関わる部分もあるため、
メリットとデメリットをきちんと理解しておくことが重要です。
メリット |
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プライバシー向上 |
他の住民が自分のフロアに来る機会が減るため、 落ち着いた生活環境になる |
セキュリティ強化 |
全階にアクセスできない構造が、 不審者対策として有効 |
建築効率の向上 |
エレベーターシャフトや廊下を減らすことで、 コスト・面積を最適化できる |
デザイン性 |
メゾネットやスキップフロア住戸との 相性がよく、立体的な間取りが実現しやすい |
デメリット |
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利便性の低下 |
自分の階に直通できない場合、階段移動が必要となる |
バリアフリー性 |
高齢者や体が不自由な方にとっては不便となることがある |
設計の制約 |
住戸配置が限られるため、全住戸を均等に扱えない場合がある |
スキップ式エレベーターは、暮らしの利便性だけでなく、
プライバシー・防犯性・建築効率といった要素も含めた新しい視点で考えられた設計手法です。
特に都市部のように敷地が限られ、設計の工夫が求められるマンションでは、今後さらに普及していく可能性があります。
「エレベーター=全階に停まるもの」という先入観を少しだけ疑ってみると、
そこには新たな暮らし方の選択肢が広がっているかもしれません。
ぜひおうち選びのご参考にしてみてください!